真面目な鳩井の、キスが甘い。

「……???」

 
 鳩井の好きな食べ物……?


 鳩井の方を見るともう書き終えたらしく、私の視線に気づいて不思議そうな目を返す。

 
 鳩井の好きな、食べ物……?


「みんな書けましたかー?」

「!」


 私は慌ててホワイトボードに思い浮かんだ食べ物を書いた。


「それでは〜、ホワイトボードオープン!」

 
 みんながボードを前に掲げて、それぞれ書かれたものを見て一喜一憂してる。

 私もすぐさま鳩井のボードをチェックした。


「っえー!!プリン!?可愛い!!好き!!」


 鳩井も私の解答を覗き込んだ。
 

「くずきり……?」

「水羊羹と迷った!」


 スタッフさんが私たちの様子を見て「あー残念だね〜!」と言いながら写真を撮ってる。

 わーん悔しい〜!

 次こそ!