真面目な鳩井の、キスが甘い。

「「「……」」」



 訪れる数秒の沈黙。



「……フゥ~♪」

 美愛が真顔で茶化した。

「やめろ」

 晴翔は耳を赤くしながらメモを鞄の中にしまう。

「え、待って待って、なんで晴翔がモテんの?」

「そりゃー俺が爽やかなバスケ部イチのセクシーイケメンだからじゃね」

「……???」

「無垢な目で首かしげんのやめろ?」

「晴翔ってセクシー…?」

 私は美愛に問う。

「まぁ日向よりはねー」

 まさかの回答。

「Yeah~」

 晴翔が調子に乗って私にどや顔でピースする。


「そんなぁ…!私の何が足りないっていうの!?」

「おつむ」「知性」

「一緒じゃん!」