「よかったな、夢叶って」





生まれたての店を見上げ、そう言ってくれたのは親友の和馬







唯一無二の親友
幼馴染みで保育園からずっと一緒だった







誰よりも喜んでくれた俺の新しい門出を心から祝ってくれた







「お前のおかげだよ。和馬」



「おいおい、よせよ。お前らしくねぇし」








そういえば和馬にこんな事言うの初めてかもな







でもホントの気持ちなんだ。お前がいなかったら、この店は無かった