「こんにちは(笑)菜穂です」
「ウスッ」
「そっくりだろ?」
「うん」
めっちゃ似てる……
遠くから見て間違えるわけだ。
「菜摘がお世話になってます、この間も送ってくれてありがとう」
「何?聞いてない」
「菜摘が怪我した時に家まで送ってくれたのよね」
「部活は?」
「休んだ」
「また先輩に怒られただろ?」
「怪我人を送っていって何が悪い」
瞬弥はいつのことだと考えていた。
「もしかして長縄?そんな酷かったのか?」
「うーんまあ、階段あがったらまた出血したり、それに何か俺が行く前に色々あったみたいで……ほっとけなかった、聞けなかったけど」
「菜摘はね、何でも自分から動くし、すぐ動いちゃうし、何でもそつなくこなす、出来る人間なの
のんびり屋の私とは正反対、でもね、自分の中ではああすれば良かったとか、もっと何とか出来たのにとか色々考えちゃう人なのね
きっと1人で色々抱えちゃってるなって思う
双子の勘なんだけど聞いても大丈夫って話してくれない……
だから菜摘が素直になってくれる存在の人が傍にいてくれたらいいなって思う」
菜穂がゆっくりと話した。



