「はーい」


綺麗な人…と菜摘は思った。


「やだ、可愛い〜双子ちゃんだ」


「和田菜摘です」



「菜穂です、これよかったら食べてください」


「ありがとう」



「全部食べるなよ、菜穂の手作りだから、カバン置いて着替えてくるよ」




「ハイハイ、瞬弥にはちゃんと置いとくし、どうぞ」




お邪魔しますと2人は真広の後について行った。


「外で切ろうと思ったんだけど風が強いからお風呂場でするね」



お風呂場にブルーシートが広げられていた。





真広さんはサラサラの長い髪の毛をくるっと束ねる



「どっちからいく?」



「菜穂?」



「お願いします」



「さて、どうしますか?」



「暑くなってきたので肩くらいまで切ろうかなと、あと前髪もお願いします」



「うんうん」



美容院でするように手際よくしてくれる。




「まだまだ未熟者で申し訳ないけどごめんね(笑)」



菜穂のカットが終わった。