「だめだよ、こんな所で」


「じゃあ、こんな所じゃなかったらOKなのか?」


「うーん……わかんない」


「菜穂の部屋とか?」


「部屋は全然来てもいいよ、だってね、私はもっと瞬くんと会いたいって思ってたし、話ももーーっとしたいと思ってたから」


瞬弥は固まっていた。


「はぁ、菜穂は賢いんじゃなかったの?」


「勉強はまあまあだよ」


グッと親指を立てた。



瞬弥は両手を菜穂の首に回して首筋にキスをする。



「ひゃっ、こそばい」



「2人で部屋にいたら俺こうやって引っ付いちゃうよ」


そ、そういう事か……


「お、お手柔らかにお願いします」


こんな返事で合ってるのかな


瞬くんを見ると嬉しそうにしてる。



「明日はさ、きっとミーティングだけだと思うんだ、寄ってもいい?」



「うん、部屋を片付けておくね」


全然わかってないな(笑)


まあ、いいか、純粋な菜穂が好きだから