次の日の放課後菜摘は家に向かって走っていた。
学校では麻耶と有里に説明を求められた。
当然大冴くんのSNSの事だ。
照れながらも私の事と話した。
よかったねと2人は言ってくれた。
家の前には大冴くんの姿が
「ハアハア、大冴くん!」
顔を上げると両手を広げてくれて飛び込んだ
「重っ、カバンくらい降ろせよな」
菜摘はカバンを降ろしてまた抱きついた
「おめでとう、おかえりなさい」
「ん、ありがとう」
頭をなでてくれて、小さな声で「菜摘」とひと言呼んでくれてキスをした……
「1日目だよね?(笑)」
「うん、お待たせ、付き合おう」
「うん!お願い……します……大冴くん、嬉しいよ〜」
菜摘は涙を拭った。
「泣くなって(笑)」
「大冴くんのせいだもん」
「俺?」
ぷっ、アハハッ
2人で笑いあいもう一度キスをした。
END



