…………というのが2人が付き合いだした馴れ初めなのだ。




教室では……

「ふぁあ……」

「寝不足?」

「まあ、昨日話し込んじゃった」

あ〜なるほど

「菜穂も眠そうだったわ(笑)」

ついつい話しちゃうんだよー
と語られる。


「俺、そろそろ部活に行かないとさ」


「そうだね」

「先生に相談しようか」


「だね、職員室いこ!」

2人で話しても解決しない事になり、教室を出て職員室に行き事情を話した。



「そうか……あっ、明日から風邪で休んでいた城戸有里(きどゆうり)がくるぞ、声かけてみてくれ」


そういえば……席が1つ空いている。


「わかりました」


職員室を出ると体育館の方へ向かった。


体育館の横には裏門がありそこからも菜摘は帰れる。



「あっ、これもう全部あげる」

菜穂のクッキーを全部渡した。


「いいの?」


「もちろん、私こんな時間に食べたら夕食が食べれないし」



瞬弥は有難く受け取って部活に向かった。