「明日のデートどこ行く?」
菜穂は瞬弥の顔をなでながら聞く
「そうだな〜まあ、カフェは行くとして...あっ、近所の神社でお祭りがあるから夜に行こうか」
「ほんと?行きたい、あっ、じゃあ昼に浴衣も買いたい、瞬くんに選んで欲しい」
「いいよ、楽しみ……そろそろ菜穂の甘い匂いが欲しい」
瞬弥は手を伸ばして菜穂の頭を引き寄せキスをした。
もちろん大好きな首筋にも……チュッ
次の日昼間のデートを終えて瞬弥の母屋に2人は来ていた。
「はい、出来たよ」
「ありがとうございます」
浴衣をおばあさんに着せてもらっていた。
「楽しんでおいで」
「はい(笑)」
次に向かったのは真広の部屋
バイトから帰ってきたばかりだが快く引き受けてくれた。
髪をアップにしてもらうのだ
「大冴いる?」
瞬弥は大冴の部屋に入った。
「うん……ん?浴衣?」
「うん、菜穂と祭りに行ってくる」
「あー、なるほど」
「大冴は菜摘ちゃんを誘ってないのか?」
「何で?」
「もう大橋さんはつきまとってないんだろ?」
「多分、夏休みだからわかんねえけど」
あー、確かにそうか



