大冴くんのお父さんにお礼を言われ瞬弥くんが私達2人を送ってくれた。
もちろん夜まで瞬弥くんは菜穂といるだろう
「菜摘ちゃん、何で切っちゃったの?」
「そうよ、びっくりしたんだから」
「何か変化が欲しかったんだと思う」
「変化ねぇ……女の子が髪をバッサリ切るってやっぱり古いけどまだ失恋とか考えちゃうよな」
「告白もしてないのに、失恋はないでしょ(笑)」
キスしてとは言ったけどそれは流石に秘密だ
告白ではないしね
「俺は大橋さんに縛られなくなったから2人がくっつくものだと思ってたんだけどな
合宿の手伝いも頼んだのもそうかなって」
「お手伝いは真広さんから直々にきたの」
「まあ、うちの母親のせいで菜摘ちゃんに声がかかって申し訳なかったね」
「楽しかったから全然OK」
「ただいまぁー」
「お邪魔します」
瞬弥くんはそのまま菜穂の部屋へ入っていった。
「はあ、疲れた」と菜穂に抱きつく
「うん、お疲れ様、でも空手姿の瞬くんもかっこよかったよ」
「マジで?嬉しい、大冴とやる時は集中力MAXにしないと怪我するからな……
菜穂……」
「ん?クスッ甘えたいのね、いいよ」
菜穂は瞬弥に膝枕をした。



