台所に戻ると真広さんがお昼にしましょと声をかけてくれた。
「やっぱりおいしい!教えてください」
菜摘はおばあさんの作るそうめんつゆが気に入って作り方を聞いていた。
夜はバーベキューだから材料切ったらゆっくり休んでと言われ真広さんと休憩をとる
「真広さんはバイトとかはなかったんですか?」
「休んだわよ(笑)お父さんの決めた事だし
軌道にのせていきたいみたいな事を言われちゃうとね〜
そのかわりお盆はバイトで埋まってる、それより、いいの?夜」
「あっ、お願いします」
合宿最後の夜にバーベキューと花火を子供達と楽しんだ。
「真広〜」
大冴が真広の部屋のドアを開けるとバスタオルで髪を拭いていた菜摘がいた。
「あっ、真広さんはお風呂」
タンクトップに短パンで床にぺちゃんと座っていた菜摘は顔を上げると大冴くんが固まっていた。
「か、髪!」
長かった髪をバッサリショートカットにしていた。
「うん、さっき切ってもらったの、変かな?」
「いや……」
「ふふっ、変でも聞かれたら変とは言えないよね、真広さんが出てきたらセットの仕方を教えてもらうの」
「あー……うん」
明らかに大冴くんは動揺していた。



