「俺、結構電話派だけど大丈夫?」

菜穂の嬉しそうな顔を見てニカッと笑う


「電話……してくれるんですか?」


「そりゃするでしょ、付き合うんだから」


付き合う……ほんとなんだ

「そうですね、はい、大丈夫です!」


「敬語はやめよう...それと名前で呼べる?」

名前……恥ずかしい……

「しゅ、しゅ……瞬くん!」


何だ、可愛いな……こっちが照れるっつーの


「はい(笑)何?菜穂」

よ、呼び捨て……あっ瞬弥の方が良かったのかな……でも……

「ごめんなさい、呼び捨ては出来ないです」



「うん、なんかそんな気はした...俺が帰るのが遅いから俺から基本連絡するね、いいかな?」


「はい!」


ぷっ、まあ敬語も可愛いからいいか


「あの...遅くなってごめんなさい、あと助けてくれてありがとう」


「うん、大丈夫、夜寝る前に電話するよ」


瞬くんは手を振りながら帰っていった。