菜摘が家に帰ると早く〜とママが支度を終えて待っていた。
「ただいま、菜穂は?」
「まだ帰ってないわよ」
「着替えてくるね」
菜摘は着替えながらデパ地下に行くことを菜穂に告げた。
すると行かないと返信がきて、図書館で勉強して帰るとLINEが送られてきた。
期末テストか、そろそろ私もやばいけど、菜穂の学校の方が1週間早いしね
夏服買ってくれないかな〜と服を選びながら考えていた。
「ね〜ママ、夏服買ってよー」
「じゃあ、早く行きましょ」
「やった」
大冴が先輩との話を終えて帰っていると瞬弥からLINEが入った。
遅いからどこか寄ってる?と書いてあった。
今学校出たと返すと父さんが帰ってるから夕食は母屋でということだった。
俺と真広はいつもばあちゃんが作ってくれるけど最近は食べるのは帰る時間がわからないからいつもキッチンに置いてくれているのだ。
大冴は走って帰った。
部屋で着替えて母屋へ行くと全員が集まっていた。
「ただいま、あっ母さんもいたんだ」
「久しぶり大冴」
「どうしたの?久しぶりにみんな揃って」
「報告があって……」
「え〜と、真広と大冴に弟が出来るんだ」
大冴のお父さんは少し照れながらみんなに報告をした。
へっ?
お、おとうと?
みんな拍手をしている



