「兄妹そろって極度の恥ずかしがり?」
「わー、大冴くんとそっくりじゃない?」
菜摘は拍手をした。
「俺で遊ぶな!」
「私で遊んだじゃない、もしね、明日から先輩がニコニコしてたら私のお陰だからね感謝してよね」
「わーったよ」
菜摘は家に早々と入っていった。
「後は……妹のほうか……」
夜、瞬弥が大冴の部屋にやってきた。
「道場の電気がついてないから」
「今日は完全オフ日、昨日試合だったから」
「あのな、ニッシーが心配してた」
「西が?」
「昨日先輩に団体戦にでないと言ったそうじゃないか」
あー
「まあな、実はアップ場に先輩の妹が入ってきたんだよ」
「え?危ないじゃないか」
「そう、それもわざわざ和田菜摘が来てるって先輩に言うためだけに」
お前にも会うためだろと瞬弥は思ったが…今はいいかと話さなかった。
「会場に来てたのか、俺も菜摘ちゃんを見つけて一緒に見てたけど」
「そこで、もし先輩が妹を帰せばよかったけど先輩は和田を見に観客席が見える位置に行った
そして妹は俺に話しかけてきたからもうキャプテンに地方大会の団体戦をメンバーから外してくださいと嘆願した」
大冴がキレたのか



