「……最近ちょっとモヤモヤはしてました、だから逆にショートにしようかと思ったくらいなんですよね」
「ほう、それもかっこいいかもね」
「でも真広さんを見てかっこいいなって思ったんです」
「嬉しい〜菜摘ちゃん大好き、そろそろ洗い流そうか」
「はい」
それからもう一度細かくカットをしてもらい、真広さんの部屋に連れていかれた。
軽く化粧の仕方も教えてくれて、ナチュラルメイクの完成
「このリップあげる」
「え?いいんですか?」
「うん、昔買ってたんだけど空手やってたから全然女っぽくなくて、結局つけれなかったの」
「好きな人がいたんですね」
「まあね、でも友達にしか見てくれなかった」
それでも楽しかったからよかったよと言っていた。
「ありがとうございました」
「色っぽいよ、大冴部屋にいるから襲っちゃえ(笑)本当に女に疎いから」
「そこがいいってモテるみたいですよ(笑)行ってみますね」
「前の部屋よ」
「はい」



