「……その時の先生がさぁ〜…」

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頼くんと秋斗くんと帰り道が一緒だったらしく、流れで一緒に帰ることに…


「…漣さん?大丈夫?」


「あっ、ごめん。大丈夫だよ。」


「暑いからぼーっとしてんじゃね?大丈夫?やっぱりセーターぐらい脱ぎなよ。」


なにも知らないのに…


「なにも知らないのにそんなこと言わないでよ…(ボソッ)」


「えっ?」


私はその場にいられなくなって2人になにも言わずに走り出した



「あっ!漣さん!」






……はぁはぁ


私、最低だ


なにも話してないのだから、知らなくて当然なのに


ただ心配してくれてただけなのに


「はぁ……」