これは私の壁なの…!



体育祭の次の日は家庭学習日で学校が休みだった


あの後、携帯を見てみるとほのから凄まじいほどのメッセージが届いて



保健室まで運んでくれたことや、一緒に帰って病気のことを話したとメッセージを打った






「波瑠〜!あの後、大丈夫だった!?」


「おはようほの。うん。大丈夫だよ。心配かけてごめんね。」


「よかった〜。閉会式の後保健室行ったら如月くんが座ってるんだもん!びっくりしたよ。」


あはは
本当に頼くんがいると思っていなかったのだろう
しばらく興奮した様子でその時の状況を話していた


「それにしても、波瑠が自分からあのこと話すなんてねぇ。」


「うん。なんかね、この人になら話してもいいかもって思ったんだよね。」


中学からの事情を知っていて親友のほのには病気のことを話していたのだ


私が自ら話しているところをみたことがなかったので驚きの表情となぜか感動した雰囲気に…


「なんかほの、お母さんみたい。」


「笑い事じゃないよ!私本当に感動したんだらね!?」



「はーい、席つけよー。」


出席簿を持ちながら入ってきた担任によってこの話は一旦の終わりを迎えた。