「次、波瑠が出る競技じゃない?」
「あっ!ほんとだ。行ってくるね。」
テントから離れて借り物競走の集合場所に行く
借り人競争でお題が[好きな人]が出て…なんて漫画的展開はなくて、ちゃんと 借り物 競争である
しかも借り物競争はお題を引いてからトラックを半周して真反対にあるテントのところまで行かないといけないので、単純に全力疾走でトラックをほぼ一周する…
上の空で話を聞いていたのでスルスルと競技が決まっていき、借り物競争しか残っていなかったという……
これを機に決め事の話はちゃんと聞いておこうと心に決めたのである
「(にしても暑過ぎでしょ)」
今日の気温、25度とか行ってたっけ…
そりゃ暑いわけだ
なんてことを考えていると、私の番がやってきて、スタートラインに立つ
パンッッ!!
ピストルの音を聞いてお題の紙があるところまで走り出した
お題は メガネ だった
紙を持ってテントまで走り、
「メガネ貸してくれる人いませんかー!」
案外すぐに見つかり借りたメガネを持ってトラック半周を全力を出して走る
ゴールテープはもう切られていて、順位は4位だった
借り物競走が終わり、メガネを返してからテントに戻る

