サンタクロースにはそれぞれプレゼントを配る校区が決められており、サンタクロース用の特殊な車で下見などをしないといけなかった。

その車のメンテナンスももちろん自分でする。

と言っても、サンタクロースは基本的には魔法使いなので、使えないことには話にならないんだけども。

たまに、検問に当たることもあって、ここでは、運転免許証とサンタクロース証明書の提示が求められた。

普段は、カンパニーで働く傍ら、生活は普通の人間と同じなので、普通に買い物したり、食事したりはしている。

カンパニーでの仕事は朝からとても忙しい。

サンタクロース宛のメールや手紙のチェック、校区の下見、確認、車のメンテナンス、内容によっては返事を書くこともある。

そして、校区の子どもたちの生活をモニタリングしたりしながら、情報を仕入れていく。

クリスマスにプレゼントを配ることだけが仕事ではないことを改めて思い知った。