無口な担当医は、彼女だけを離さない。



「そ、そうそう!ひ…お兄ちゃん!そう!」

「いやでも先輩さっきこの人のこと柊さんって」

「えっ⁈そ、それはっ」

「すみませんちょっと俺急いでて。これからも妹のことよろしくお願いします」

「わ!ごめっ、疾風くんまた明日っ…!」



もう誤魔化しきれなくなり私は柊さんに手を引かれて走る。


最悪だ…疾風くんのことだから明日とことん聞いてくるに決まってる。



「なんでこんなとこにいたんですかっ⁈しかもなんで話しかけたんですか!」

「最初お前のことしか見てなかったんだよ!横に男いるなんて思わないだろ」

「私だって男の子と話したりします!」

「そういうことじゃねぇよ!」



猛ダッシュしながら喧嘩してる成人2人。


こんなの傍から見たらやばい人達なんですけど。