私は高校生の時の担任や今の大学の友達からしっかりしてるね、優しいね、真面目だねって言われてきた。
でもほんとの私はそんな綺麗じゃない。
私のことを綺麗な人間だと思ってくれた人達を失望させちゃうくらいに。
だって私はあんなに大好きだったお母さんのことを忘れたいとまで思っている。
お母さんは身を削って私に尽くしてくれたのに。
私は結局自分の苦しみから逃げたいだけ。
過去の自分が間違ってたって思いたくないから。
「きっと…柊さんが思ってるよりも私って、汚い人間だと思います。この6年間ずっと…っお母さんの死に向き合わずに自分の首を絞めることしか、できなかった」
「おい」
「私…お母さんと最後に話した言葉、最悪なんです。ずっとこの言葉を、なかったことにしたくて。お母さんは過労で亡くなったって言い聞かせて。」
