無口な担当医は、彼女だけを離さない。



「じゃ、車出すぞ」

「お願いします…」



私の家から柊さんの家までは大体30分くらいだった。


私は柊さんの車の助手席に乗せてもらい、柊さんの家まで戻る。


なんかドライブデートっぽいけど、ただの医者と患者。


何も知らない人からしたら意味の分からない光景だと思うけど…。



「まぁ俺んちに住むって言ってもいない日とかもあるだろうし断然入院した方がいいのはそうなんだけど。お前の場合入院がストレスになって悪化する可能性もあるから」

「そう…なんですか?」

「当たり前だろ…てかむしろ持病持ちなのに知らないこと多すぎ。病院行かなくてもそれくらいは知っとかないとまじで死ぬぞ」