無口な担当医は、彼女だけを離さない。



ほんとに柊さんにはなんでもバレちゃうな…。


そう、ほんとは大学の教科書で必要ではあったんだけど邪魔になるし1回帰って大学に行けばいいかなと考えていた。


でもその往復の手間が省けるのはかなりありがたい。



「そういえば何学部だっけ」

「理学部です」

「あー…え?」

「え?」

「え、理学部なの?」

「はい、柊さんと同じ大学の」



そういうとあからさまに驚いている柊さん。



「え、最初の飲み会の時に言いませんでしたっけ」

「あの時なんかお前がぶっ倒れたことくらいしか覚えてねぇよ」



そういえば柊さんあの時めっちゃ興味なさそうだったからな…そりゃ覚えてないか。