無口な担当医は、彼女だけを離さない。



***

「これで全部です」

「は?荷物そんだけ?」



その後私は柊さんと家に一度荷物を取りに帰った。


そして今全部の荷物がまとめ終わったんだけど…。



「はい」

「いや服とかは?明らかに入ってないだろこれ」

「服なんてtシャツとジーンズ、ロングスカートあれば十分なので…」

「部屋も生活感ないし…お前上京してきてほんとに3年目か?」

「い、一応、はい」



私の物のこだわりのなさに若干引いていた柊さん。


まぁこだわりがないというより欲しいものがあってもそんな余裕ないのが本音なんだけどね。



「そこの教科書みたいなのは持ってかなくていいのか」

「あぁ…でも幅とっちゃうしなくても大丈夫なので」

「んなこと考えなくていいんだよ今日からあそこは俺だけじゃなくてお前の家でもあるんだから」

「…いいんですか?」

「やっぱいるんじゃねぇか」