やばい、また泣く。そう思って唇を噛む。
なんで最近こんなに涙もろくなっちゃったんだろう。
私はむしろ今まで中々泣かない人だったはずなのに。
涙腺が壊れたかのかもなぁ…。
「栞麗ちゃんはその思いを誰にも話せなかったんだよね。でも今は、助けを求めていいんだよ。俺だって世那だってなんだって力になる。所詮下っ端の医者だから頼りないかもだけどさ。今まで1人で頑張ってきちゃった栞麗ちゃんにもう罪悪感なんか感じてほしくないって思ってるよ」
あぁそうか。…柊さんに、出会っちゃったからか。
今までこんなに私のことを気にしてくれる人なんてお母さん以外にいなくて。
柊さんは私の欠けた心を隙間を埋めようとしてくれてたんだ。
