無口な担当医は、彼女だけを離さない。



「そうだったんだね、話してくれてありがとう」

「いえ…」



深川さんも私の話を真剣に聞いてくれた。


その後に深川さんから質問されたことに答えていくと少し鬱の症状が出ているとのことだったので


抗うつ剤もプラスで飲んだ方がいいかもしれないと言われ、来週には心療内科にもかかることになってしまった。



「きっと栞麗ちゃんは、ずっとお母さんの死に罪悪感を抱いていたんじゃないかな」

「…え」

「結構いるんだよ。家族や親しい人を亡くした人が自分だけ生きていることに罪悪感を感じてしまう方がね。…でもね栞麗ちゃん。栞麗ちゃんはそんなこと感じる必要なんてないんだよ。自分の体のことも嫌いにならなくていい」