「何回もお前に話させるのは俺としてもやりたくないんだけどさ、やっぱ専門でやってる海斗にも聞いてもらった方がいいかなと思って。ごめん」
「ううん、大丈夫です」
柊さんはなんでこんなに私を気にかけてくれるんだろう。
最初の出会いは違ったとしても今はただの医者と患者。しかもこんな面倒くさい患者、最低限の関わりにしておきたいはずだ。
よく考えてみれば1番初めに会った時からかもしれない。
それまで一言も喋らなかったのに体調の悪い私の異変に気が付いて追いかけてきてくれた。
あの時は面倒くさい人に気づかれちゃったなぁと思ったけど。
柊さんは人に興味がなさそうに見えて1番人の変化に敏感なのかな。
