無口な担当医は、彼女だけを離さない。



***

「どーも栞麗ちゃん久しぶり」

「え、っと…?」

「俺の同期の深川海斗。こないだの飲み会にいたろ」

「あ~…どっかで見たことあると思いました…」



その日の夜。


私のバイト先に現れたのは…柊さんと同期の深川さん。


なんで深川さんがいるのか全く分からなかったけどとりあえず席に座る。



「あ、生2つ…とジンジャーエール1つ」

「えっ、私お酒飲めます」

「いや薬飲んでるだろ」

「今日まだ飲んでないです」

「…すみません、やっぱ生3つで」



柊さんになんで薬飲んでないんだよって顔をされた気がしたけど気にしない。


なんか今日は無性にお酒が飲みたい気分だったのだ。