「えっ、そのまま担当医になったの⁈あの柊さんが⁈」
「まぁ…そうなるよね」
次の日。私は4日振りに日和と会い、これまでのことを話した。
日和も私が飲み会の帰りに倒れたことまでしか知らなかったみたいで、なんだか予想以上に心配かけちゃったみたい。
「でもとりあえず栞麗が病院行くきっかけになって良かったよ。ほんとに心配だったんだから!」
「ごめんって。でも薬ももらったし思ったより元気なんだよね。昨日からバイトも行ってるし」
「無理はしないようにね。ほら、もうすぐテストもあるし」
「うっわそうだった…」
気が付くともう6月末。夏休み前のテストが迫っていた。
毎回ギリギリってわけじゃないけどそれなりにテスト前は頑張って勉強しないと普通に単位落としちゃう。