無口な担当医は、彼女だけを離さない。



「え…せ、世那くんやばい、これっ、やばい」

「いや知ってる知ってる俺何回も来た事あるのよ」

「芹沢さん…めっっっちゃくちゃ美味しいです…!!」

「はは、それはよかった!世那いい子連れてきたな」



しばらくイルミネーションを見た後は世那くんおすすめのお店へ。


外層から綺麗で絶対に1人では入らないようなお高めな雰囲気。


でも世那くんと知り合いだという店長の芹沢さんは優しくて話しやすい方だった。



「うまい?」

「ほんとに嘘じゃなくて生きてきた中で1番美味しい…」

「めちゃくちゃ気に入ってんじゃん、まぁよかったけど」



隣で大興奮な私を見て笑っている世那くん。


その顔を見てふと我に返る。…もしかしてこういうところが子供っぽいのかも。


私のイメージする大人な女性…優愛さんとかは絶対こんな喜び方しないよね。


優愛さんは見た目とか雰囲気もだけど話し方や仕草も大人っぽい。


うん。今度優愛さんに聞こう…私の場合見た目から無理かもしれないけど。