無口な担当医は、彼女だけを離さない。





夢を見た。


その夢にはお母さんがいた。


高校の合格発表の時、私よりも喜んでくれたこと。


合格祝いって言って薄ピンクのパスケースを買ってくれたこと。


どれだけ仕事で帰るのが遅くなっても私の寝ている顔を見に来てくれたこと。


忙しいはずなのに学校の行事には必ず来てくれたこと。


何よりも感謝しているのは生活するだけで精一杯だったはずなのに、私の進学費用を貯めてくれていたこと。


お母さんのすべてが大好きで、私の中心だった。


それなのに私は自分の手でその幸せを壊したのだ。


これが今までの私の人生で1番の後悔。