無口な担当医は、彼女だけを離さない。



これだけ熱心に誘っていても本人はまだただの後輩としか思っていない様子。


まぁ後私も日和の家にいちゃうっていうのも悪いんだけど。



「日和落とすの大変かもしれないけど私も手伝うから。てか何より疾風くんには貸しがあるし」

「いや先輩もういいですって!あれはしょうがないですよ」



約1ヶ月前の学祭。2人が1日目の午後に一緒に回る約束をしていたのにも関わらず私が倒れてしまったあれです。


あの日が狙い目だと思ってたのにことごとく時間を潰してしまったので


今回こそは絶対に日和を疾風くんと出かけさせなければ。



「大丈夫なんだかんだ日和私の言うことは聞いてくれるから」

「まじすか。先輩強いっすね」

「任せて」