無口な担当医は、彼女だけを離さない。



季節はもう冬。1年の終わりが迫ってきていた。


去年のこの時期に珍しく雪が降って店長がお店の前で滑ってたなー。


なんて今日もどうでもいいことを考えながら私は疾風くんと大量のお皿を洗っていた。



「そういえば誘ったの?日和」

「見事断られました…」

「ふふ、だろうね~家に私がいるのに疾風くんと一緒に出かけるわけないもん」

「ですよね…」

「嘘嘘。私からも言っておくからほんと今回こそ一緒に行ってきな?私のことは気にしなくていいから」



疾風くんは相当日和に惚れ込んでいるようでクリスマス一緒にイルミネーションを見に行こうと誘ったみたいなんだけど…。



『え?なんであんたのバイトの後輩とクリスマス過ごさなきゃいけないのよ~てか今年は栞麗が家にいるし出かけない」