無口な担当医は、彼女だけを離さない。



「斎藤さん、高橋さん。10分前だから代わるよ」

「あっ…いい?ありがとう」



残り10分のところで次の担当の子が来てくれて私達は部屋を出た。



「ラッキーだったね!ちょっと早くあがれた~」

「だね、あ~疲れた…」

「栞麗今からそれ言う?実質私達の学祭ってこれからでしょ!」

「あ!栞麗ちゃん~!日和ちゃん!」

「いたいた」



世那くん達とは思ったよりすぐに合流できた。


なんかもう既にみんな片手に食べ物…。



「さっき仲良かった教授に会ってその後食いまくってた」

「あ!それ去年食べて美味しかったクレープ!」

「日和ちゃんも買う?この1個下の階にあったけど」

「ちょ、ダッシュで買ってきます」