無口な担当医は、彼女だけを離さない。



やっぱり。だって疾風くんの顔真っ赤だもん。そんな顔初めて見るし。


そっか~日和と疾風くんか~…うん、いい。すっごくいい。



「なんで?日和喜ぶよ疾風くんがそんな風に思ってくれてるって知ったら」

「いや…だって、先輩今俺のこと軽い男だなって思いましたよね…」

「えっ?軽い?なんでよ」

「こないだ先輩に振られたばっかりなのにもう他の人好きになるとか…った!!」

「何言ってんだばか!」

「へっ…」



気が付いたら疾風くんに顔を思いっきり掴んでた私。


なんかすっごく痛そうな疾風くんには申し訳ないけど言いたいことが溢れてくる。



「誰がそんなこと思うか!てか私に言ったじゃんすぐもっといい人見つける的なこと!なのになんでそんなにひるんでるの情けない!」

「す、すんません…」

「…分かったならいい。もう絶対そんなこと言わないでね」

「なんか先輩彼氏さんに似てきてない…?」