無口な担当医は、彼女だけを離さない。



話を終え準備を再開した私達。


私は日和に頼まれた通り確認を終え、山本くんに伝えにいった。



「山本くん、ここからあそこまで終わったよ」

「あ…ありがとう斎藤さん。高橋(日和)さんにも今日は終わりで大丈夫って伝えて」

「分かった」



山本くんはこの学科の3年生で1番成績のいい優等生。1年の頃から学科の中のまとめ役を任されていることが多い。


山本くん自身は前に立つようなタイプじゃないって言うけどここの学科はそんな人ばかり。


よくいる疾風くんみたいなタイプの人はほとんどいなくてみんなおとなしめ。


だから山本くんが頑張ってやってくれてるって感じだけど。



「日和~そこ終わったら今日解散でいいって」

「おっけ!」