無口な担当医は、彼女だけを離さない。



「おっ!主役のタスキもつけられた所なので~」

「乾杯~!」



みんなで乾杯して、一口。久しぶりに飲むお酒、最高…!!


今までのお酒で1番美味しいかもしれない。ただの生ビールだけど。



「飲みすぎんなよ。帰り知らないからな」

「大丈夫です~」

「…お前の大丈夫はもう信用してない」

「なんでっ⁈」



楽しい。めちゃくちゃ楽しい。


まだ何もしてないし何なら意味分かんないタスキつけられただけだけど。


いるだけで楽しいなんて初めてだった。



「まじでずっと聞きたかったんだけどさ、どっちが告ったの⁈」

「告白したのは俺だけど実質…」

「世那くん!世那くんですっ」



危険を察知した私は急いで世那くんの口を押えた。


まさか今この人瞬太さんにあの日のこと話そうとした?したよね?


危ない…色々と誤解を生むとこだった。