無口な担当医は、彼女だけを離さない。



うれし涙だとしてもなんか今日は泣いている所を見られたくなかった。


世那くんの記憶に残る私の顔は全部全部、笑顔の私にしたいから。



「おいおいお前らいちゃついてないで飲み物教えろー!ついでに彼女の作り方も教えろー!」

「お前はそんなんだから彼女できねーんだよ」

「いや彼女持ちに言われると傷つく…」



瞬太さんと世那くんのやりとりにみんなが笑う。


私も涙を拭き、瞬太さんに飲み物を伝える。



「瞬太さん!生2つお願いします!」

「おっけ~!店長生2!お願いしま~す!」



少しすると日和がこそこそと何かを持って近づいてきた。



「え、何」

「栞麗…これつけて!」

「いやいやいや、これ⁈」