無口な担当医は、彼女だけを離さない。



目の前には飾られた店内と私とゆかりのあるみんな達。


まさか今日自分の誕生日だったなんて…とっくに忘れてたよ。



「日和、なんで…?ゼミは…?」

「ばか嘘に決まってんじゃん!てか栞麗こそ柊さんとのデートのこと何にも話してくれないし!」

「だ、だってこんなことだとは思わないし…それに、なんか私がそういうの似合わないし」

「とか言っちゃってるけどメイクもいつもと違うじゃん!かわいい~!!」

「ちょっ…そんなおっきな声で言わないでよっ」



クラッカーを持った日和は嬉しそうに話す。



「ねぇ柊さんも気づきましたよね⁈今日の栞麗かわいくないですか⁈」

「…」

「えっ無反応⁈家でもそんな感じなの君ら⁈」

「違うしうるせぇし黙れ」