無口な担当医は、彼女だけを離さない。



「きょ、今日どこ行くか知らないんですけど…」

「教えてないからな」

「どこですか」

「いいから来て」



行く場所も当日になっても教えてくれないしほんとに何考えてるか分かんないなぁ。


とりあえず世那くんについていった結果。



「ちょ、待ってくださいここバイト先じゃないですか⁈」

「いーから」

「さっきからそれしか言ってないです!」

「まぁ入ったら分かるよ」



初デートで自分のバイト先ってどういうこと⁈


知ってる人ばっかりだし嫌なんだけど…と思いながら入ると。



「栞麗ちゃん!お誕生日おめでとー!!」

「…えっ…えっ⁈」

「まさかほんとに分かってなかったのか?自分の誕生日」

「きょ、今日何日ですか…」

「10月25日に決まってんだろ馬鹿」