無口な担当医は、彼女だけを離さない。



「早かったな」

「ぅわっ!」

「前から思ってたけど俺のことそんな怖い?」

「う、後ろから来ないでください…」



その後すぐに世那くんと合流。


恥ずかしくて目が合わせられない私とは反対に世那くんはいつも通りな感じ。


でも医者モードの髪だ、かっこいい…。



「ん?なんか変えた?」

「えっ」



そう言うと世那くんはいきなり私の顔を見つめ始める。


そんなに見られると困るんですけど…と思いつつも変化に気が付いてくれないかなと少しの期待を抱く私。


わ、私にしては頑張ったしちょっとは気づいてくれるかな…。



「気のせいか」



あっ…。き、気づかれなかった…。


まぁちょっとメイク変えただけだし男の人だと尚更気づかないか。


ちょっとでも期待しちゃった自分が恥ずかしい。