無口な担当医は、彼女だけを離さない。



え、と思って顔を上げると私の前にはさっきの男の人と…その人に掴みかかってる世那くん。



「栞麗ちゃん、もう大丈夫だからこっちおいで」



気が付いたら横には侑李さんと海斗さん、瞬太さんがいた。


嘘、世那くんほんとに助けにきてくれたの…?


そんなのほんとにヒーローみたいじゃん…。



「な、なんだよお前放せよ!」

「お前があの子に手出したんだろ馬鹿か」

「いや肩組んでただけだし!」

「嫌がってるのくらいわかんねぇのかよ」

「世那、くんっ…」



私が名前を呼ぶと私が泣いていることに気が付いたのか一気に目つきが変わった。


その瞬間世那くんは男の人に殴りかかった。


「おいお前あの子に何した」

「いって…」

「答えろよさっさと!」

「世那やめとけ」