無口な担当医は、彼女だけを離さない。



「先輩ってなんか秘密主義ですよね~、普段も俺の話ばっか聞いてもらっちゃってるし」

「そ、そうかな。でも確かに友達と話してても聞き役が多いかも」

「俺は先輩の話が聞きたいんです!今日初めて一緒にご飯も来れたし…」



って言われても…疾風くんに話せること…?


そもそも疾風くんはなんでそんなに私のこと知りたいんだろ。



『あいつ明らかにお前に気あるじゃん』



昨日の柊さんの言葉をなぜか思い出す。


え、え。そんなわけないよね。


これは柊さんのただの想像。疾風くんが言ったわけじゃないもん。


でもそう言われると変に意識しちゃう…柊さんのせいじゃん。