無口な担当医は、彼女だけを離さない。



「柊さん、は。柊さんはどんな女性が好きなんですか」

「知らね。気が付いたら好きになってる。そんなもんだろ」

「ずるい!私にだけ言わせましたね⁈」

「いや勝手に言ってたじゃん」



柊さんの好みの女性…ちょっと知りたかったな。


あ、別にそういう意味とかではなくて単純な疑問。柊さんが恋愛とか…なんか想像できないし。


でも前に今はいないって言ってたし前には彼女さんがいたわけで。


どんな人だったんだろう。



「あー眠…明日講習会で朝早いから風呂入ってくるわ」

「はーい…」



柊さんを話していると時間があっという間に経つ。ほとんどがくだらない話なのに。


だからやっぱりこの時間が終わる瞬間は少し寂しい。



「そんなあからさまに寂しそうな顔しなくても」

「えっ⁈」

「もう栞麗の顔見ただけで何考えてるか分かるわ、俺」