初には敵わない。



【 星出・宇貝 】



「虹叶、こっちには鬼いないよ」


「あぁ、こっちもだ」



順調に足を進める宇貝・星出ペアだったが、

あゆカジの確保により鍵を回収しにいかなければならなくなった2人



「星出、あいつらの捕まった場所って……」


「あぁ、うん。ここだね。鍵は置いとくって言ってたから……」


「これじゃないか?」


「1122……うん、これだ。よし、結婚式を挙げた教室に行こう」



鬼に見つからないように歩き進める2人に…



「………虹叶ってさ、女の子のこと下の名前で呼んだことある……?」


「………?」


「あっ、いや、ごめん!今の聞かなかったことにして!」


「…ない。呼ぶ機会が今までなかった」


「…そっか。虹叶のことだから、下の名前分かんないのかと思った」



そう言ってヘラリと笑う星出に虹叶は



(らん)……だろ」


「っ!?!?」


「パートナーの名前くらい、知ってる」


「〜〜〜っ!!あんたってほんとっ……!!!」



虹叶の行動はいつまで経っても読めない星出だった