【 紺side 】
「初のバカ」
「!?!?」
あーーーもう可愛すぎるのどーにかして。
今すぐ抱きしめたくなるから。
警報がなかったら……って何度思ったか、初は知らないだろうな。
俺が恋するとか、ハメ外しそうになるとか、この学園に入るまで絶対ないと思ってたけど、
さすが、デステニー。まんまとハマって、初にプロポーズ。
らしくない。らしくないけど、初が嬉しそうにするから、まぁ、いっかって思う。
けど、
「学校に行ったら、その顔やめてね」
「うっ…はい……」
流石に学校に行った時もそれだったら照れるわ。
顔真っ赤でキャーキャー言ってる初は可愛すぎるし………ね。
「初、そろそろ支度して。行くよ」