「みんなが分かるかどうかだなー」


まぁ、星出あたりが気づきそうだけど。なんて言う紺くん


さすがずる賢くて勘が鋭い…



「あ、七海たち。近くに鬼来てる。一旦隠れて待機して。

その隙に宇貝と星出。上の階まで行っちゃっていいよ。鬼はいないから」



『『分かった』』


『めーちゃんは小さいからここに隠れてっ!『小さい言うな!』』



「あとみんな聞いて。この部屋、鍵がかかってる。多分ここに辿りつけたとしても、

開かなきゃ意味がない。そんでその鍵は多分1122って書いてある鍵。」


「!?紺くんいつそれを!?」


「学園長の話が始まる少し前に見つけた。入ったあと鍵をかけられたし。

ヒントあるかなって思って探したらテレビの裏に、1122って書いてある紙があった。

言おうと思ってたけど、始まったから言うタイミングがなかったんだよね〜」


「そうだったんですね…」


私は鍵をかけられたことも気づかなかったです…