序章 始まり

この人にはこんな過去があるんだ

だったら未来は?

この人はどんな人生を送るんだろう?

へぇー……こんな未来(人生)をおくるのか
 
小さい頃から私は他人の過去や未来がみえた

未来を見るにその人と目線を合わせること

過去をみるにはその人の使っているものや触ったものを触ると見えること

より深くその人の過去をみるには、その人の地肌に触れること

この条件を理解するのにそう時間はかからなかった

過去や未来が見えていることは不思議ともなんとも思わなかった

それが当たり前だと思っていたから………………