思ってたより、大きい声を出しちゃった。

「あれ、いま......」

小走りで廊下を歩き、リビングへ入った。
すると、そこに人の影が見えた。

「す!びっびっくりした〜あっあっごめん
 なさい!」

気付いたら、こんな事を言っていた。

すごい睨まれてる......なんか言わないと!

「あの、名前は?」

「俺、小坂理希。」

「小坂くんと呼びますね。あと、敬語はや
 めていいですか?」

こくっとうなずいてくれた。

「分かりました。明日からよろしくお願い
 します!」

「よろしく。」

私の性格と正反対ぽいけど......

私、どうなっちゃうの?!