彼は、取り扱い注意!

あれから、5時限すべての授業が終わって部屋に帰った。

「あ、あの......」

イスに腰かけながら言った。

「どうしてあの時かばってくれたの?」

「それは、自分で抱え込んでそうだなって
 思ったから。」

優しくて、逆に涙が出そうになる。

「美紗は、笑ってる方が可愛いし。」

え?......可愛いって言ったよね?
しかも名前も。

「私の事、小坂くん嫌いだったんじゃない
 の?」

私は、怖かったけど聞いてみた。

「誰が嫌いなんて言った?俺は、」

「俺は?」

「美紗の事が好きだ。」

えっ?えっ?

嬉しくて涙が溢れる。

世界がキラキラして見える。